RSS

2009.11.06 Friday

かに解禁

冬は鍋の季節、といっても夏でも汗をかきながら食べるのも格別です。
今朝の午前0時をもってかに漁船が一斉に魚場に向かっていたはず、波も穏やかで操業するには問題が無いと思いますが、陸地ではそう感じても沖合いのことは全くわかりません。京都府の船は小さくて海が荒れると漁を休みます。その分その日に漁をしたものをせりにかけて各料亭やお宿に行くので旨いとされています。兵庫、鳥取、福井などの船は鉄船で2,3日かけて港に戻ってきます、勿論船底には氷や生簀などが完備されており、生きたままもって帰ります。ところで松葉かには水深いくらぐらいのところで、どうやって漁をするかご存知ですか。京都府の場合は丹後半島沖合い、水深300〜400メートル附近で底引き網で漁をします、海上に引上げ甲羅幅9センチ以下はリリース、脱皮の後のカニもリリースしなさいと条例で定められています。それだけ価値観もあり価格もお安くないのが現状です。ちなみに松葉かにといわれているのは牡かにで、こっぺ、せこがに、鳥取では親がにと言われていますが牝かにのことで水深約200メートル附近で生活をしています。ですから牡が住む水深と違います。

Author : Mikami | - |